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【活動報告】郡山市子ども・若者支援地域協議会第一回ワークショップ

NPO法人こおりやま子ども若者ネットワーク(以下こわかネットこわかネット)は、2026年6月8日(月)に郡山市役所子ども部と「令和8年度郡山市子ども・若者支援地域協議会」の第一回ワークショップを郡山市総合福祉センターにて開催しました。

当協議会は、「子ども若者育成推進法」に基づき、既存の法律や制度だけでは解決が難しい子どもや若者を取り巻く社会課題について、行政職員と民間団体職員が協働していくための話し合いの場です。

行政側は郡山市子ども部を中心に子どもや若者に関する施策を行う11の部署から17名、民間側は郡山市内で子どもや若者を対象に実践活動を行う19の団体から35名が参加しました。

今回は今年度初めての開催ということで、改めて当協議会の概要説明や開催する意義の確認と、参加者同士の交流会を行いました。また、今年度から新たに設けた、実際に課題に直面してきた「経験者」から発表も最後にありました。

不登校、ひきこもり、貧困家庭、ヤングケアラーなど、1つの支援機関だけでは対応しきれない課題は、解決のために他機関との連携が不可欠になります。この協議会は、単に議題を話し合うだけではなく、参加者が交流し互いが普段どのようなことに取り組み、どのような課題を抱えているのかを共有することで、形式に留まらない「実践的な連携」が出来る関係性を築くことを目的としています

≪当日のプログラム≫

1.子ども・若者育成推進事業についての説明

2.子ども・若者支援地域協議会の意義について

3.実践者交流会

4.経験者発表

『2.子ども・若者支援地域協議会の意義について』はこおりやま子ども若者ネットワーク理事長の鈴木綾がファシリテーターを務め、子ども若者の社会的排除が複数の要因が重なり起こるため、教育・福祉・雇用をはじめとした多分野にまたがる課題となりうることが話されました。とりわけ、15歳以降の学齢期から就労に至るまでの時期は、義務教育と高校、高校とそれ以降で支援区分が異なるため「支援の切れ目」になりがちです。その解決に向けて、分野を横断した支援機関の連携がいかに重要であるかが強調されました。

連携の意義を確認した後は『実践者交流会』を行い、3~4名のグループで、互いの実践内容、普段の業務で感じる課題や今後の展望や趣味や出身地の話などを共有しました。

また、あえて趣味や出身地といったプライベートな話題も交えました。お互いの人となりを知ることで、将来的に連携・協働するときのハードルを下げる狙いがあります。

交流時間中は、打ち解けた雰囲気になり笑い声が聞こえてくるグループがあり、業務で感じる課題をグループの他のメンバーに真剣に訴えている人も見受けられました。

『経験者発表』はこわかネット理事の荻野亮太が「生きづらさを抱えながら生きていく」というタイトルで行いました。

自身のひきこもり経験や、発達障害があるために仕事をしていて苦労したこと、そして既存の制度に頼らない新たな働き方への支援について話しました。

「どこかにいる誰かの話」ではなく、今ここに生きる人間のリアルな話に参加者の多くが真剣に耳を傾けていました。

参加者は、普段関わる子ども・若者、そしてその親により良い暮らしを提供しよう、あるいは支えていこうと意欲をもって取り組む人たちです。その人たちが交流時間中に話し込んだり、開始時間ギリギリまで名刺交換や懇談をする様子から、お互い手を取り合ってこの街をより良くしていこうという姿勢が見て取れ、今後もこの協議会が有意義になることが確信できました。

ライター:おぎのりょうた